安全・品質

物流倉庫内で疲労を蓄積しにくくするためのTips7選

2022.09.01

物流倉庫内で疲労を蓄積しにくくするためのTips7選

物流倉庫内で軽作業をするとき、作業者はどうしても疲労が溜まってくると集中力が落ち、生産性が下がってしまいます。また集中力が落ちるとミスを起こしやすくなり、品質トラブルにも繋がりやすくなってしまいます。管理者としては、作業者に疲労を溜めずに作業してほしいですよね。

疲労の蓄積を予防することで生産性が上がり、品質トラブルや労災が減り、さらに作業者の疲労を低減する作業環境を作ることで離職の抑止に繋がれば、一石三鳥、三方良しです。

この記事では物流倉庫内で作業員の動作を楽にして疲労軽減につながるTipsを7つ紹介します。

作業卓の高さを調整する

作業卓の高さがあっておらず、作業者が長い時間腰をかがめて作業しているようなときは、台の高さを調節することで疲労を軽減できるかもしれません。

作業卓の高さを調整する方法としては、高さ調整可能な作業卓を導入する、ゴムなどでできた脚を継ぎ足す、卓上台を用意するなどの方法があります。

照明を明るくする

物流倉庫内では品番のチェックなど細かい文字を確認しなければならないことが多いです。そんなとき、照明が暗いと目を凝らさなければいけません。適切な明るさで作業を行ったほうが疲労は蓄積しにくくなります。

また、照明の色は一般的に暖色系よりも寒色系のほうが集中力が高まるとされています。色でいうと昼白色(5,000ケルビン前後)だと文字が見やすく疲れにくいと言われています。昼白色よりさらに寒色よりの電球もありますがそれはそれで目が疲れやすくなってしまうそうです。

疲労軽減マットを導入する

立ち仕事でずっと同じ場所で作業していると、足元から疲労感が蓄積してきます。疲労を軽減できるマットを敷くことで足腰の疲労を軽減し、動作が楽にできるようになります。

また冬は打ちっぱなしのコンクリートから冷気が足裏にから伝わってきます。マットを挟むことで冷え対策にもつながります。

疲れにくいインソールを配布する

特に安全靴はスニーカーなどに比べてフィット感があまりなく、疲れやすくなる傾向があります。

固定の作業卓の前でずっと作業しているのであれば、疲労軽減のマットのほうがよいかもしれませんが、歩き回ることが多い場合広い範囲にマットを敷くのはなかなか現実的ではありません。

そうしたとき、靴の中敷き、いわゆるインソールを疲れにくいものにすることで疲労を軽減できるかもしれません。

靴の中で足が動いてしまうと疲労につながるため、ある程度足をしっかり固定できるような硬めのものがおすすめです。

台車の車輪を交換する

長く使っていると台車の車輪はだんだんすり減っていきます。車輪がすり減ると床の凹凸が細かい振動となって直接手に伝わってくる、小さな段差を乗り越えにくくなるなど作業性が低下してしまいます。適切な時期にキャスター交換を行うことで台車を使った作業はより楽になるはずです。

工具や器具に潤滑剤を差す

動かす度にきしんで音がなるような工具や動きにくいと感じる器具はありませんか。そうした工具や器具に潤滑剤を差すことで動きがなめらかになり、余計な力をかけることなく動かすことができるようになります。

暖房・冷房を導入する

人は恒温動物なので気温が高かったり低かったりすると体温を調節するためにエネルギーが必要になります。冷房や暖房があるかないかで疲労度合が変わるのは直感的に理解できると思います。

それなりに大きな設備投資になり、ランニングで電気代もかかってくるので難易度は高いかもしれませんが、快適な温度となることで疲労を低減できるほか、特に夏場は熱中症対策にも効果的です。

まとめ

作業者が少しでも疲労を溜めずに作業できるヒントは見つかりましたか。この記事で紹介した取り組みを実践して疲労を低減し、快適に作業に集中することで生産性向上や品質向上に寄与できれば幸いです。

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