コンプライアンス
安全啓発ポスター無料ダウンロード-安全はすべてに優先する
2021.04.14

「安全第一」という言葉は、街なかを歩いていても工事現場に大きく掲げられていたり、トラックにステッカーで貼られていたりするなど日常的によく見かけると思います。
一方でこの標語において、何の安全が第一であるのかということを正しく理解している人は多くないでしょう。「安全第一」は労働災害、いわゆる労災を予防するための標語です。

安全啓発ポスターダウンロード
ページ下部で労災抑止のための安全啓発ポスターを無料でダウンロード可能です。ぜひご活用ください。
「安全第一」には続きがある
安全第一、品質第二、生産第三
実は「安全第一」には続きがあり、「安全第一、品質第二、生産第三」と続きます。「安全第一」は単に業務中に事故を起こさない、という意味ではなく、作業者の安全、つまり労働災害を起こさないことが最優先であるということです。
物損事故が該当するのが「生産」です。ところが生産は第三とされています。
安全第一は労働災害を減らすための標語
「安全第一、品質第二、生産第三」という標語を提唱したのは1900年代初頭、アメリカのUSスチール社の社長であったゲーリー氏です。多発する労働災害に胸を痛め、自社でこの標語を打ち出して経営を行ったと言われています。
安全はすべてに優先する
安全第一と同じ意味の言葉に「安全はすべてに優先する」という標語があります。意味は同じなのですが、シンプルで優先順位がより明確なので現場においてはこちらのほうが馴染みやすいのではないでしょうか。
一人ひとりの安全意識が必要
完全に安全な現場は存在しない
どんなに安全を意識した現場づくりを行ったとしても、現場作業を行う以上すべての危険を完全に排除することは不可能です。作業者一人ひとりが安全を意識した行動をとらなければいけません。
管理者が安全な現場を作り、ルールを整備したとしても、作業者が納得して守らなければいつしか安全のためのルールは守られなくなってしまいます。
ケガをしたい作業者はいない
安全が大事というのは作業者も理解していて、進んでケガをすることを望む作業者はいないはずです。しかし締め切り時間までに作業を完了させなければいけない、業務の効率をあげたい、楽に作業したい、ということは望んでいます。そうすると安全を守らなければいけないという意識は不思議と薄れてしまいます。
だからこそ「安全はすべてに優先する」というメッセージを何度も明確に伝え続ける必要があります。
「安全はすべてに優先する」というメッセージのポスターを無料でダウンロードすることができます。現場内のよく見える場所に掲示していただければと思います。
安全啓発ポスターを使ったコミュニケーション
ダウンロードした安全啓発ポスターはただ貼るだけではなく、初期教育などでも活用していただければと思います。
下部を隠し、「安全と電気代ならどちらが優先ですか?」「では安全と顧客満足ならどちらが優先ですか?」「では商品破損なら?」と会話してみてください。
具体的になにと比べて安全が優先されるのかを考えることで安全の重要性について認識することができるのではないでしょうか。
事故は一瞬
事故が起こる瞬間は一瞬です。
例えば脚立に乗っている人の脇を通りぬけるとき、作業の締め切り時間と比べて何を優先しなければならないのか。
例えば商品が満載のカゴ車がバランスを崩してゆっくりと倒れはじめたとき、何を優先しなければいけないのか。
何が最優先なのか瞬間的に判断することで避けられる労災もあるかもしれません。ぜひご活用ください。
安全啓発ポスター無料ダウンロード
「安全はすべてに優先する」というシンプルなメッセージのポスターです。 PDF形式でダウンロード可能です。 物流現場での安全啓発にご利用ください。
安全啓発ポスター無料ダウンロード