物流知識

マテハンって何の略?どういう意味か説明できる?

2022.08.09

マテハンって何の略?どういう意味か説明できる?

物流現場ではよく「マテハン」という言葉を耳にします。

なんとなく意味はわかるけれど何の略なのか、正確にはどういう意味の言葉なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

マテハンとは

マテリアルハンドリングの略

「マテハン」とは物流や製造の現場で使われる言葉で、「マテリアルハンドリング」の略語です。マテリアルハンドリングとは、材料や製品などのモノを運搬する作業一般のことをいいます。

JIS規格による定義では、

「製造に用いる材料、部品、半製品などの物品の移動、搬送、取付け、取出し、仕分けなどの作業及びこれに伴う作業。」

とされています。 一般的に、省人・省力化もしくは品質向上など、物品移動を改善するという文脈で使われることが多いです。また移動と言っても拠点間の輸送というよりは、拠点内でモノを運搬することを指している場合が多いです。

実際にはマテハン機器のことを指している場合が多い

また現場においてはマテリアルハンドリングを行う機器、すなわち「マテハン機器」のことをさらに省略して「マテハン」と呼んでいる場合が多いようです。

「マテハン購入計画」「マテハン導入による効率化」のような文言を見かけた場合、拠点内の物品を運搬する設備や機器のことを指していると解釈するのが妥当です。

逆に、一般的に現場で指示を出すときなどには「マテハン」という表現はあまり使われません。単に「運搬する」「取り出す」「仕分ける」等の言葉で十分なので、それらを包含するような言葉である「マテハン」を使う必要性がないからです。

マテハン機器の具体例

マテハン機器というと、自動搬送ロボットや自動仕分け機のような大型でハイテクなイメージを持つ方も中にはいるかも知れませんが、上記で説明したとおり物品を運搬する作業一般に関わる機器はすべてマテハン機器と呼ばれます。

自動搬送ロボットや自動仕分け機以外にも、ローラーコンベアや、台車やハンドフォークリフトのような人力で扱う機器等もマテハン機器の一種です。

また、貨物用のエレベータや吊り下げ式天井クレーンなどのように建物の構造に固定されたものもマテハン機器の一種と考えることができます。

まとめ

「マテハン」の言葉の意味について解説しました。

「マテリアルハンドリング」の略称であり、マテリアルハンドリングに用いる「マテハン機器」を指す場合に「マテハン」と省略されることも多いです。

物流現場、製造現場で使われる「マテハン」が意味するものの理解や言葉の活用の参考となれば幸いです。

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