市場動向レポート’25 Vol.03

国内景気は、大型連休が下支えする要因となったものの、物価の上昇や「トランプ関税」への不安感が響き、力強さを欠く展開となった。他方、米価をはじめとする物価上昇で個人消費が低調だったことに加えて、大手自動車メーカーの動向が製造業の重荷となっていた。

今後の国内景気は、世界経済の不確実性のなかで、当面弱含みで推移すると見込まれる。

4月の有効求人倍率は、1.26倍と横ばい。

4月の物流・製造・清掃系の平均時給は1,388円。

全国の新規求人数の伸び率は前年同月比+2.2%で、6か月ぶりに前年同月より上昇。

物流現場では、物量の変動や繁忙期への対応など、人材の柔軟な確保が求められる場面が多くある。一方で、兼業・副業人材の活用は、勤怠や契約の管理コストの高さなどが障壁となり、人員の確保には人材サービスの利用が増加している。

現場をアウトソーシングすることで、煩雑な管理業務を外部に委ねられ、兼業・副業人材などの活用により安定運用が見込まれる。