人材
現場の褒める文化を育てるには?褒めるテクニック11か条無料ポスターダウンロード
2021.09.08

褒める文化を作るには
現場の褒める文化
現場の雰囲気があまりよくない、スタッフ同士のコミュニケーションがうまくいっていないとお悩みの現場管理者の方は多いのではないでしょうか。
特に新しく入ってきたスタッフに対してのコミュニケーションにおいて、既存のスタッフがなんとなく遠巻きにしているうちにいつの間にか辞めてしまう、ということもあるのではないでしょうか。
従業員同士ちょっとしたことで褒める習慣が根付いていることで、現場全体の雰囲気は良くなります。雰囲気やコミュニケーションだけが退職の要因ではないとはいえ、雰囲気が悪いよりいい方が新人スタッフも定着しやすくなるのではないでしょうか。
当社の取組事例
SGフィルダーは全国で200箇所を超える物流現場を運営しており、従業員数も2万人を超えています。当社も従業員のコミュニケーションに課題感があり、2017年ごろから褒める文化の醸成を目的としてグッドジョブイベントと銘打ち、従業員同士で褒め合うイベントを開催しています。
グッドジョブイベントは年に2回、2~3週間ほどの期間で行なっています。期間中、各事業場に専用のふせんとボードを用意し、他の従業員に対する感謝のメッセージを書いてボードに張り出しています。
ちなみに当社は派遣事業も行なっていますので、派遣従業員に関しては社員から個別にメッセージカードを準備して渡すようにしていますが、これも多くのスタッフから好評です。
アンケート結果ではイベント終了後も93%が「継続して褒める文化を実践できている」と回答しており、一定の効果が確認されています。
褒めるのにもテクニックがある
褒めることは意外と難しい
褒める、と一口に言ってもこれまで褒めることをしてこなかった従業員からすると、いきなり褒めるのは難しいものです。
物流現場の仕事は単純作業も多く、同じことを繰り返す仕事も多いので「同僚のどこを褒めていいかわからない」という感覚の従業員がいるのは想像に難くありません。実際、当社のアンケートでも「褒め方がわからないので教えてほしい」といった回答が毎回必ずと言っていいほど入っています。
褒めるには興味を持って見ることから
褒めるコミュニケーションを行うには、まずは興味を持って見ることです。
仕事中でなくとも「出退勤のときに必ず挨拶をしてくれる」「出勤のときにかぶってくる帽子がおしゃれ」「かばんの紐をロッカーからはみ出さないようにしている」「声がよく通る」など、興味を持って見ていれば誰しも褒めるべきところが見つかるはずです。
その際、褒め方のコツやテクニックを理解していると、褒めるべきところは見つけやすくなります。
褒め方にはテクニックがある
褒め方にもテクニックがあります。褒め方のコツやテクニックを理解することで、褒め方のバリエーションも増やすことができます。
以下の褒め方テクニックは教育・子育ての本が出典なのですが、テクニックは汎用的で職場においても活用できそうです。
参考にしてみてはいかがでしょうか。
褒め方テクニック11カ条
・具体的に褒める
・抽象的に褒める
・すぐ褒める
・「これは」と思うことをいつまでもしみじみと褒める
・理由をつけて褒める
・理由なしに褒める
・褒め言葉のバリエーションを増やす
・感謝の言葉も褒め言葉である
・第三者も褒めていたと伝える
・その人の思いいれの大きいことを褒める
・時には意外なことを褒める
(出典:親野智可等『「親力」で決まる ! 子供を伸ばすために親にできること』)
この「褒め方テクニック11カ条」を現場に掲示可能なポスターを制作しました。当社でもグッドジョブイベント開催時に掲示し、褒めるコツやテクニックを伝え、褒める文化の醸成を推進しています。
下のリンクから無料でダウンロードできますので、褒める文化を醸成するために、ぜひご活用ください。
褒めるテクニック11か条無料ポスターダウンロード
「褒めるテクニック11か条」のポスターです。
PDF形式でダウンロード可能です。ご活用ください。